スーパーGT500クラスで長年活躍してきたクラフトレーシングは2月3日、チーム名を新たに『BondsRacing』と改め、ニッサンGT-RニスモGT3でGT300クラスに参戦すると明らかにした。
長年トヨタ/レクサス系のチームとしてGT300、GT500と参戦してきたクラフトは、1月4日に自チームのホームページ上で今季のGT500参戦を断念、GT300クラスへの移行を検討すると明らかにしていた。
そんな中チームの動向が注目されていたが、橋本祥之チーム代表は3日、新たに立ち上げたオフィシャルブログ(http://ameblo.jp/bonds-r)の中で、『KraftRacing』という名称から、チーム名称を『BondsRacing』と改めると明らかにした。
この『Bonds』は結束、絆などの意味をもつもので、橋本代表は「モータースポーツはチームスポーツです。ドライバーとスタッフ、それを支えて頂くメーカーやスポンサーの皆さん。そして誰よりもチームを愛し応援してくれるファンの皆さん。そんな皆さんとの『絆』を何よりも大切にするチームが作れれば」という思いからこのチーム名を決めたという。
すでにマシンはニスモに発注済みとのことで、3月に到着予定。また、ドライバーについてもひとりが決定し、これまでもGT300クラスでの実績をもつイゴール・スシュコが『BondsRacing GT-R』のステアリングを握ることになるという。ゼッケンは7番に、タイヤはヨコハマを装着するとのこと。
長年スーパーGTで多くの勝利を飾り、さまざまな話題を提供してきたクラフト。新規一転となるGT300での戦いにも注目したいところだ。なお、クラフトが抜ける形になったGT500のレクサス陣営だが、台数は昨年同様で、トムスが2台体制になると噂されている。