今季途中でBMWザウバーから解雇されたペドロ・デ・ラ・ロサが、再びマクラーレンのテスト&リザーブドライバーに戻るのではないかと報じられている。
デ・ラ・ロサは来季再びレースに出場することを目指し、HRTと交渉していることを明らかにしていたが、HRTのチームオーナー、ホセ・ラモン・カラバンテは、スポンサーを持ち込めるドライバー以外雇う余裕はないと述べた。
空シートが残り少なくなる中、デ・ラ・ロサは、残っているシートも大部分は「スポンサー付きのドライバーたちで予約済みだ」と述べている。
「最終的にリザーブかテストドライバーにならなければならないのであれば、そうする。でもまずは(レースができるよう)全力を尽くす」とデ・ラ・ロサがコメントしたとMotorsport.comが報じた。
スペインのDiario AS紙によると、ルイス・ハミルトンがマクラーレンチームに対し、デ・ラ・ロサに2011年のサードドライバーとしてのオファーをするよう求めたという。デ・ラ・ロサは今季ザウバーでレースドライバーに復帰するまで、2003年からマクラーレンでテストドライバーを務めた。
デ・ラ・ロサはザウバーを離脱した後、ピレリと契約して新しいF1タイヤのテストを行ってきたが、テストドライバーとしての契約は12月31日に終了するとも報じられている。来週のバーレーンでのテストでも、もうひとりのテストドライバー、ロメイン・グロージャンが走行するといわれている。