BMWザウバーの元ドライバー、ペドロ・デ・ラ・ロサが、チームプリンシパルのペーター・ザウバーが自分を解雇した理由に今でも納得していないことを明かした。一方で彼は、元チームメイトの小林可夢偉は皆が思うよりずっと優秀であると述べている。
チームはイタリアGP後にデ・ラ・ロサに代わってニック・ハイドフェルドを起用、シートを失ったデ・ラ・ロサは、現在はピレリのテストドライバーを務めている。
デ・ラ・ロサは、スペインのラジオ、Cadena Serに対し、今季最終戦アブダビGP後にペーター・ザウバーをつかまえて「(自分を解雇したのは)正しい決断だったかどうか確かめたい」とコメントしたと、Motorsport.comが伝えている。
ザウバーは、デ・ラ・ロサの解雇の理由は、安定性が足りなかったためだと示唆しており、デ・ラ・ロサはその言葉に「傷ついた」と述べている。
デ・ラ・ロサは、彼の後任ドライバーのハイドフェルドは「いいドライバーだが、F1に参戦するドライバーたちの力はとても接近している」と述べる一方で、元チームメイトの可夢偉は「皆が思っているよりずっと優秀だ」と認めている。
また、デ・ラ・ロサは、自分に強力なスポンサーがあれば今もシートを維持していただろうとも述べている。