メルセデス・ベンツ・モータースポーツのバイスプレジデント、ノルベルト・ハウグが、ミハエル・シューマッハーとの交渉は半年ほど前から行っていたと述べた。

 メルセデスGPは23日、シューマッハーの2010年の起用を正式に発表した。その後、ハウグは、シューマッハーと最初にコンタクトをとったのは半年前のことだったと発言し、当時メルセデスはブラウンGPを買収していなかったものの、ブラウンGPは元々ジェンソン・バトンを残留させる気はなかったのではないかとささやかれている。

「クリスマス前に間に合わせることができた。F1に関心を持っているすべての人々にとってこれが素晴らしいクリスマスプレゼントになればいいね」とハウグは正式発表の後に語った。
「昨夜サインをかわし、今日発表の運びとなった。サインがなされたのは昨夜であり、それより前ではない。それは本当だ」
「もちろん我々はとても誇りに思っていると同時にハッピーだ。ミハエルは1990年にメルセデスでキャリアをスタートし、そして今、彼はスタートした場所へと戻ってくる。最高のストーリーだ」
「こういうストーリーを計画することなどできない。我々は真剣に取り組んだ。最初のコンタクトをとったのは半年ほど前だったと思う。それからずっと話し合いを重ねてきた。我々は常に非常によい関係を保っていたし、ロス・ブラウンはミハエルととても親しい。ミハエルはベネトンとフェラーリで、彼と共に7度の世界タイトルすべてを勝ち取ったのだ」

「最初は、彼が引退生活から抜け出す気があるかどうかを確かめるためにコンタクトをとった。私はミハエルを昔から知っており、手強いライバルとしてであっても、常によい友人関係を保ってきた」
「『いつか一緒にやれるだろう』『いつか一緒にシーズンを過ごせるだろう』と、冗談半分ではあったが、我々はしょっちゅう話していた。そしてそれが実現した。しかしもし半年前にこうなると言われていたら、その時点では私はそんなことが可能だとは思わなかっただろう。だが、それは可能だったのだ。我々はこの状況をエンジョイしている」

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