2010年F1第3戦マレーシアGPの金曜プラクティスを終えたマクラーレンのルイス・ハミルトンが、これまでここで走った中でベストのフィーリングを持てたとポジティブな感想を語っている。
■ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス
ジェンソン・バトン フリー走行1=3位/2=4位
今日はマシンのセットアップを理解するのにちょっと時間が掛かってしまった。最初は満足できなかった。マシンのバランスも納得いく状態にはならなかった。でも、セッションの終盤になると、良くなっていった。これには励まされたよ。セッションの最後の最後でマシンをいくらかよくすることができてよかった。最初は望んでいた状態とは全く違ったからね。僕らは着実によくなっており、それが形になり始めている。明日の天候がどうなるのかはわからないが、どんな状況になろうと克服してみせるさ!
ルイス・ハミルトン フリー走行1=1位/2=1位
セパンはとても特別な場所だ。なにせストップ&スタートのコースではなく、まるで流れるようなハイスピードコースで、ひとつのコーナーから次のコーナーへとマシンをいかにして流れるようにもっていけるかにかかっている。リヤエンドの高いグリップと力強いバランスを達成し、タイヤをいたわりながら縁石を使って走れるマシンに仕上げることが重要だ。これをすべて実現するコンビネーションを作り上げるのは容易な作業ではない。
今日はいい感じの初日になったと思う。コクピットの中ですごくいいフィーリングを感じたし、このコースで今まで走行した中で恐らくベストのフィーリングだった。今年はどのコースに行っても、昨年よりも圧倒的にいい感触を持てているし、それはとてもポジティブなことだ。タイヤに関してはまだ最高の状態を探しあぐねているが、いくらか前進することはできた。今夜はエンジニアと一緒にいくつかの変更を行うよ。まだライバル勢がどのあたりにいるのかわからないので、自分たちのパフォーマンスに集中し続ける必要がある。でも、小さいながらも前進できたと自信を持っている。明日の予選では天候が良くなればいいね。