セバスチャン・ベッテルがブラジルGPにイエローフラッグ提示時にジャン-エリック・ベルニュをオーバーテイクしたとの問題がさまざまなメディアによって報じられている。フェラーリはこの件についてFIAに抗議することを検討しているということだ。
決勝日にはベッテルの小林可夢偉に対するオーバーテイクが問題となったが、これは合法的なものであることがスチュワードによって明らかにされている。
しかしその後、4周目にベッテルがベルニュに対して行ったオーバーテイクに関する疑問が持ち上がっている。
多数のメディアは、オンボードカメラの映像で見ると、ベッテル車のコクピットにはイエローの表示が出ており、イエローフラッグゾーンの終わりを示すグリーンライトの手前で、ベッテルがベルニュを追い越しているのは明らかであると報じている。
この問題に関してフェラーリがFIAに対して抗議を行い、FIAがこれを認めれば、ベッテルのレースタイムに20秒が加算され、彼は8位にポジションを落とし、アロンソがタイトルを獲得することになる。
フェラーリはこの件について抗議することを検討していることを認めたといわれている。
しかしSPEEDの報道によると、超スローモーション映像で見ると、ベッテルの左側でグリーフラッグが振られているのが見えるという。そうであればライトとこのフラッグの指示するものが一致していなかったということになる。
規則ではフェラーリが抗議を行える期限は11月30日となっている。BBCはFIAに対してこの件について調査を開始しているのか尋ねたがコメントは得られなかったということだ。