7日(現地時間)にオランダのザントフールトで行われたRTL GPマスターズ・オブ・F3の決勝は、フェリックス・ロゼンクビスト(ミュッケ)がポール・トゥ・ウインで自身2度目のマスターズ制覇を果たした。
今年のマスターズ決勝は、2011年のウイナーでもあるロゼンクビストがほぼ完璧と言えるレースでライバルを退けた。前日の予選でポールシッターの座を手にしたロゼンクビストは、好スタートを決めてレースの主導権を握ると、4周目までに後続との差を2秒以上に広げ、さらにレース中盤には4秒近くリードを築いた。
彼は16周目にメディカルカーの出動で一旦バックオフを強いられたが、その後は再びリードを広げることに成功。最終的には、2番手のアレックス・リン(プレマパワー)に6秒近い差をつけ、2009、10年を制した現ウイリアムズF1のバルテッリ・ボッタスに並ぶマスターズ2勝目を手にした。
「パーフォクトな週末だった。僕はどのセッションでも最速で、ポール、勝利、ファステストラップを獲ったんだ」とロゼンクビスト。
2位のリンに続いたのは、同じプレマパワーのエミール・ベルンシュトルフ。一方、2番手スタートだったハリー・ティンクネル(カーリン)は、スタートでのホイールスピンで2つポジションを落とし、結局4位に終わった。
予選19番手だったミュッケの関口雄飛は、18位でレースを終えている。