F1ドイツグランプリと併催されるポルシェ モービル1 スーパーカップ第7戦
マティアス・ラウダがホッケンハイムでスーパーカップにデビュー
ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:ミヒャエル・マハト)がF1グランプリのサポートレースとして主催しているポルシェ モービル1スーパーカップに、3度のF1チャンピオンに輝く伝説的レーシングドライバーのニキ・ラウダの息子、マティアス・ラウダが初挑戦いたします。
7月25日にF1ドイツグランプリのサポートレースとしてホッケンハイムリンクで開催される「世界最速のワンメイクレース」今シーズン第7戦でデビューを飾るマティアス・ラウダは、ポルシェAGの招待選手として911 GT3カップのVIPカーで出走します。2006年から2009年にかけてドイツツーリングカー選手権(DTM)に参戦していたラウダは
「このレースを楽しみにしています。私はスーパーカップにおいては新人なので、常連のドライバー達を相手にレースをすることはとても新鮮な挑戦です」とコメントしています。
ポルシェ モービル1スーパーカップのタイトルは、ポイントリーダーのルネ・ラスト(ドイツ)と挑戦者のニコラス・タンディ(イギリス)により目の離せない激しい争いが繰り広げられています。「ホッケンハイムでのレースは本当に特別です。なぜなら、今年のスーパーカップはドイツで1回しか開催されないからです」とラストは話しています。今シーズン、ラストはアル・ファイサル・レヒナー・レーシングのポルシェ911 GT3カップカーを駆って、すでに4勝を収めています。ホッケンハイムでは、地元の強みを生かして勝利を重ね、ポイントリードをさらに広げるつもりです。しかし、たとえここで勝てなくても、ラストはそれほど心配する必要はありません。「私達はリードを築いているので、プレッシャーを感じるのはむしろ他のチームです。しかもその後に、私達が得意とするコースでのレースが続きます。」
スーパーカップ参戦1年目のタンディは、今シーズンの台風の目となりました。彼はBBSルーキーランキングで圧倒的なリードを築いているだけではなく、スーパーカップ初参戦となった先日のシルバーストーンのレースで優勝し、タイトル争いの有力候補と目されています。タンディは母国でのこの勝利により夢を実現し、さらに大きな目標を目指しています。「ルネは本命候補ですが、1回のミスも許されない状況にあります。私は彼からトップの座を奪うべく待ち構えています」と、おおらかで陽気なコンラッド・モータースポーツのドライバーは述べています。
タイトルをかけたレースはルネ・ラストとニコラス・タンディの間で争われそうですが、ライバル達も実力派ぞろいなので予想外の展開になる可能性があります。その筆頭が、バルセロナでスーパーカップにおける自身初優勝を飾ったオーストリア人のノルベルト・シードラー(ヴェルティンスMRSレーシング)と、開幕戦のバーレーンで2位に入り、将来を期待されているスロバキア人のステファン・ロシナ(レヒナー・レーシング)です。
シルバーストーンでは実力を発揮することができなかった2人に代わって活躍したのが、スーパーカップの歴代チャンピオンに名を連ねるオランダ人のパトリック・フイスマン(コンラッド・モータースポーツ)です。フィスマンは力強い走りを見せて今シーズン2勝目を飾りました。
ディフェンディングチャンピオンであり現在ランキング3位につけているジェロエン・ブレーケモレン(オランダ)は、ドイツGPと同日に開催されるアメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)のライムロックでのレースにポルシェ911 GT3カップで参戦するため、エントリーしていません。ブレーケレモンは、先のシルバーストーンでのレースも欠場してALMSのソルトレイクシティ ラウンドに出場し見事シーズン2勝目を挙げました。ブレーケモレンはブダペストでポルシェ モービル1スーパーカップに復帰します。
全10戦中6戦終了時点でのドライバーズランキング
1. ルネ・ラスト(ドイツ)、106ポイント
2. ニコラス・タンディ(イギリス)、90ポイント
3. ジェロエン・ブレーケモレン(オランダ)、74ポイント
4. ステファン・ロシナ(スロバキア)、73ポイント
5. ノルベルト・シードラー(オーストリア)、68ポイント
6. パトリック・フイスマン(オランダ)、56ポイント
全10戦中6戦終了時点でのBBSルーキー ランキング
1. ニコラス・タンディ(イギリス)、90ポイント
全10戦中6戦終了時点でのチームランキング
1. アル・ファイサル・レヒナー・レーシング、176ポイント
2. コンラッド・モータースポーツ、145ポイント
3. ヴェルティンスMRSレーシング、112ポイント