2010年F1第15戦シンガポールGPの日曜決勝で、フォース・インディアのビタントニオ・リウッツィはリタイアに終わり、ニック・ハイドフェルドとチームメイトのエイドリアン・スーティルに壁の方に押し付けられた後、ハイドフェルドと接触し、マシンにダメージを負ったと語った。スーティルはペナルティにより9位となった。
■フォース・インディアF1チーム
エイドリアン・スーティル 決勝9位(レース後ペナルティにより降格)
今日のレースはとてもハードだった。暑く、湿度が高い中、ずっと戦い続けなければならなかったんだ。常にすぐ後ろを誰かが走っていたんだ! 15番グリッドからスタートしたことを考えると、これが精いっぱいの結果だったと思う。昨日は期待はずれだっただけに、素晴らしい結果だよ。前にも言ったように、コンストラクターズ選手権でウイリアムズの前のポジションをキープするために、できる限りポイントを獲ることがとても大切なんだ。だからヒュルケンベルグに前に出られないように必死に頑張った。手に入れる1ポイント1ポイントがすごく重要だからね。次は鈴鹿に向かう。ここは大好きなコースだから、最終戦まですべて順調に進めていけるよう、ベストを尽くすよ。
ビタントニオ・リウッツィ 決勝リタイア
大変なオープニングラップだった。いいスタートをしてハイドフェルドを抜こうとした。彼はターン7進入でエイドリアンとサイド・バイ・サイドになって直進した。僕は自分のラインを守っていたけれど、そのコーナーを抜けた後にふたりがラインに戻ってきて、ウォールの方に押し付けられた。ハイドフェルドと接触してフロントウイングに少しダメージを負ったよ。リヤサスペンションも割れたみたいで、次の周に完全に壊れてしまい、リヤエンドのコントロールを失った。レースの展開を見ると、いい順位でフィニッシュできた可能性があると思うから、すごく残念だ。でも次は鈴鹿だ。鈴鹿ではもっとずっといいレースができるといいな。