HRTのダニエル・リカルドは、2011年シーズン末までにチームメイトのビタントニオ・リウッツィとヴァージン勢に勝つことを目指すと述べた。リウッツィはかなり優秀なドライバーであり、勝つのは簡単ではないとリカルドは考えている。
22歳のリカルドは、今季トロロッソのサードドライバーを務めていたが、HRTからイギリスGPでF1デビューを果たした。これまで3戦に出場した彼は、最初の2戦は19位、前回のハンガリーでは18位でフィニッシュした。
「目標は学び続けることだ」とリカルド。
「マシンに乗る時間が増えればそれだけ学習もできる。あと数戦のうちに自己ベストリザルトを出したり、トニオとヴァージン勢に勝てたりしたら、それは素晴らしい結果だよ」
「目標は高く掲げなければならない。それは僕の将来にとって絶対に役立つからね。今年の終盤戦になれば、プッシュすることができるようになると思う」
リカルドは、チームメイトのリウッツィに勝つのは簡単なことではないと語った。リウッツィのここまでの今季ベストリザルトはカナダの13位であり、それを上回るのは容易ではないという。
「トニオはカナダですごくいい結果を出した。彼はとても力があるドライバーであることを証明してみせた。彼に勝つのは簡単ではないだろう」とリカルド。
「シルバーストンでは僕のペースは彼よりだいぶ遅かった。時間がかかるだろうことは予想していたけれど、人は常に上を見るものだ。でも僕のチームメイトは強力なんだということがはっきり分かった」
「これからは、彼の前に出て、チームのためベストリザルトを達成することを目指してベストを尽くしていく。運に期待するのではなく、ひたすら努力していくよ」
「自分が理想とするドライバーになるために、できるだけ多くの情報を吸収しなければならない。そしていつかHRTのベストリザルトを獲得できればいいな」