ベルギーGPでルノーR31に新たなスポンサーロゴが見られたものの、ブルーノ・セナは、チームにこのグランプリから起用されたのはスポンサーマネーが理由ではないと述べている。
ルノーF1チームは、ベルギーGPでニック・ハイドフェルドの代わりにセナを走らせた。彼はAuto Motor und Sportに対して次のようにコメントしたとYallaF1が伝えている。
「マシンにも僕自身にも新しいロゴはないはずだ。(スポンサーが)僕がマシンに乗っている理由では絶対にない。僕がいい仕事ができるとチームが信頼してくれたから僕はここにいるんだ」
しかしYallaF1は、ベルギーGPのルノーのマシンには新たにOGXとGilletteのロゴが入っていると報じている。OGXはブラジルの富豪が所有する石油および天然ガス会社。Gilletteはプロクター・アンド・ギャンブル社の剃刀製品のブランドで、同社はブラジルで大規模な事業展開をしているという。OGXのロゴはコクピットの上部、Gilletteのロゴはフロントウイングに貼られている。
Globo Esporteは、両社はセナをサポートしており、2012年に彼をF1で走らせることを目指していると報じている。
「もちろん僕がドライバーとして走ることで、チームは大きな商業的な可能性を得ることができるし、僕らはそれを活用したいと思う。でも僕がチームに選ばれたのは、それが理由でないのは間違いない」とセナは述べている。
チームはセナをシーズン末まで走らせたいと考えているが、ハイドフェルドは訴訟を起こし、チームに500万ドルの賠償金とレースシートへの復帰を求めているといわれている。裁定が出るのはイタリアGP後の予定だ。
ルノーチームのオーナー、ジニー・キャピタルは、8月上旬、ブラジルのWWI社と提携したことを発表しており、チームはブラジルとの関係を深めている。