AUTO GPのチャンピオンシップをリードする佐藤公哉は、今週末の第7戦ドニントンパークが王座獲得に向けた天王山になると語っている。

 前戦ニュルブルクリンクで今季4勝目を挙げ、再びドライバーズランキングで単独首位に立った佐藤は、今週末の9月1日(日)に決勝レースが行われる第7戦ドニントンパークに挑む。
 佐藤は、2006〜2007年のフォーミュラBMW UK時代に何度かドニントンを経験しており、このサーキットは得意のコースのひとつ。その佐藤は、週末のレースがチャンピオン獲得に向けて重要な一戦になると語っている。

「早いもので、今季のAUTO GPも残り2大会4レースを残すだけとなった。最終大会となるチェコ・ブルノはレース経験がないだけに、次のイギリス・ドニントンパークはチャンピオン獲得に向けて重要な一戦と僕自身は位置付けている。前大会ドイツ・ニュルブルクリンクでの優勝はタイトル争いで非常に大きかったと思うし、こうして築いたアドバンテージをさらに広げてシーズン締め括りの大会へ臨めたら最高だ」
「課題は予選だが、大会直前の公式合同テストで、ポールポジション争いができるだけの水準までクルマの戦闘力を高めたいと思う。贅沢を言えば、予選決勝ともに僕が得意なレインコンディションになって欲しいね」

 一方、ユーロノバのチームメイト、黒田吉隆にとっては未経験のサーキットとなるが、佐藤と協力して上位を目指す。
「今季も残り2大会となった。振り返ると、開幕大会での滑り出しは良かったものの、決勝でトラブルに見舞われて出鼻をくじかれたのは痛かった。立て直しに時間を要し、ようやく⻭車が噛み合ってきたと思えたのが連続入賞を果たした第5大会のイタリア・ムジェロだった。第6大会のドイツ・ニュルブルクリンクの決勝レース1でも入賞したが、決勝レース2で再びトラブルに見舞われたのは残念だ」
「イギリス・ドニントンパークは走った経験こそないが、自分がレースを続けて行くうえでは避けられないハードルだし、実績を積むためには常に挑む必要があるので前向きに考えてく」

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