イタリアのモンツァで開催されているAUTO GP開幕戦は24日、決勝レース2が行われ、前日のレース1で2位表彰台を獲得した佐藤公哉(ユーロノバ)がAUTO GPデビューラウンドで初優勝を飾った。
WTCC世界ツーリングカー選手権の併催として開催されているAUTO GP開幕戦モンツァ。前日のドライでのレース1で2位に入った佐藤は、前日夜からの雨でウエットとなった24日のレース2を7番手からスタートした。
序盤4周は雨のためセーフティカー下での走行となったが、セーフティカー明け直後にピットインした他車に対し、佐藤はステイアウト。さらにヴィトーリオ・ジレッリらをかわし、2番手に浮上する。
さらに勢いに乗る佐藤は、6周目にルチアーノ・バチェッタをかわすと、素晴らしいペースで後続を突き放し、12周目にピットストップも完了。2番手のバチェッタに20秒の差をつけ、AUTO GPデビューラウンドで嬉しい優勝を飾った。日本人としてのAUTO GP優勝は初。
佐藤は前日の2位表彰台とあわせ、ランキングリーダーとして次戦マラケシュに挑むことに。チームメイトの黒田吉隆(ユーロノバ)は7位でフィニッシュしている。