今シーズンの前半戦をさまざまな記録で振り返る「前半戦なんでもランキング」。第3回は予選と決勝におけるチームメイト対決をおさらいします。
まず予選で注目したいのはタイトルを争うメルセデスのふたりです。両者の対決成績はルイス・ハミルトンが4勝、ニコ・ロズベルグ7勝とポイントリーダーのロズベルグが優位に立っています。しかもハミルトンは第6戦のモナコから一度もロズベルグに勝てていません。オーストリアではスピン、イギリスは自らの判断ミスで逆転を許し、ドイツとハンガリーもマシントラブルに阻まれるなど、悪い流れを断ち切れていません。
レッドブルはディフェンディングチャンピオンのセバスチャン・ベッテルが新加入のダニエル・リカルド相手に苦戦。リカルドの7勝に対してベッテルは4勝。決勝に目を移せば、2度の優勝を果たしたリカルドに対してベッテルはマレーシアとカナダの3位がベストリザルト、対チームメイトで2勝8敗とかなり分の悪い結果となっています。
また開幕前からチャンピオン経験者同士として注目されていたフェラーリのふたりはフェルナンド・アロンソの全勝と誰もが予想しない結果に。キミ・ライコネンの復調が待たれます。