ウイリアムズF1の代表を務めるアダム・パーは、今季不振にあえぐチームの責任を取り自らも辞意を示していたことを明らかにしたが、チームは辞任の申し出を受け入れなかったとしている。
チームは火曜日、テクニカルチームのリストラを明らかにし、テクニカルディレクターのサム・マイケルとジョン・トムリンソンが今季限りでチームを去り、代わってかつてマクラーレンで“スパイ・ゲート”に関わっていたマイク・コフランがチーフエンジニアに就くと発表した。
チームのリストラ対象が技術部門に集中していたことに対して、ウイリアムズの代表であるパーは自らも今季最悪の開幕となったチームの責任があるとして、火曜日の電話会議で辞任の意志を伝えたと明らかにした。
パーは、今回の一件でパー自身が立場を考慮しなかったのかという取材に対し、「そうしたよ。私はフランク・ウイリアムズ、パトリック・ヘッド、そして株主のトト・ウルフに対して辞任を申し出たんだ」と語る。
「私は責任を取りたかったし、これまでも彼らが望むさまざまなことに責任を取ってきた」
しかし、チームはこれを拒否し、パーは現在の職を続けることになった。
「そう。彼らは辞任を拒否したんだ。でも、そのことで私は今回起こったことについて責任がないと感じている訳じゃない。私はすべてのファクトリーに赴いて、責任について説明し、失敗について謝罪したんだ」