メルセデスのミハエル・シューマッハーは、ヨーロッパGPで復帰後初の表彰台を獲得したことで、これまでチームや自分に対して向けられた批判をはねつけることができたと語った。
シューマッハーは予選では12番手に沈んだものの、セーフティカー出動や上位陣のリタイア、終盤のタイヤ交換後のオーバーテイクなどによって、3位表彰台を獲得した。
「この瞬間を心の底から楽しんでいる」とシューマッハーはレース後の記者会見で語った。
「長い時間がかかったけれど、ここに戻ってこられて最高の気分だ。これまでも何度か近いところまでは行ったけれど、今日、鮮烈な形で実現したね。このコースはオーバーテイクがしづらいが、さまざまな戦略や路面の変化によって、とてもエキサイティングなレースになった。ベストの形で表彰台をつかめたよ。予想していなかっただけに、余計にハッピーだ」
「チームも僕自身も、あれこれと批判を受けてきた。特に最近はそうだったから、今回、再び表彰台を獲得し、結果を出すことで、その批判に対して一番いい形で答えを返せたと思う。誇りに思うし、感謝の気持ちを感じるし、とても興奮している」
今季チャンピオンを予想して誰かに金を賭けなければならないとしたらどうするか、と聞かれたシューマッハーは、「状況はあっという間に変化する。たぶん僕は自分自身に賭けるよ」と答えた。