WTCC世界選手権ツーリングカー選手権岡山ラウンドにスクーデリア・プロチームから参戦している谷口信輝は、予選で「ガッツポーズが出るくらいのアタックができた」としながらも、奮わないタイムに表情も硬く、「クルマの差がありすぎる」と苦しい状況を語った。

 前日もお届けした通り、昨年に続きスクーデリア・プロチームから参戦している谷口信輝だが、昨年は2台体制だったものが4台となり、さらに最近まで走っていなかった08年型のマシン、そしてチームスタッフも少なく……と苦しい状況からスタート。金曜のテストセッションもトラブルで5周しか走ることができず、表情も硬かった。

 迎えた予選日も、谷口は常に20番手以下をさまようセッションを繰り返し、予選も24番手。ふだんは明るい谷口だが、予選後話を聞くといつになく厳しい表情となっていた。

「予選をガッツポーズが出るくらいのアタックができた。点数をつけるなら97、98点くらい」とアタックラップを振り返る谷口。「セットもそれほどひどい訳でもないし、それなりにうまく決めたアタックだった」と言うが、結果的には24番手。

「僕の側から意見を言わせていただくと、クルマが遅い! 道具の差がありすぎる。あれ以上タイムアップできないと思う」と谷口。決勝に向けて何か打開策はあるだろうか? と聞いてみたが、悲観的な答えしか返ってこないほど谷口の表情は暗かった。

「レースに向けては何もない。目標もないし、作戦もない。自力でなんとかできることもないし、柳田(真孝)とか、自分のまわりの後ろの連中でビリ争いをするくらいで、あとは前がクラッシュだったりで消えていくくらい。自分で抜いてとかはないと思う」

「まったくつまらないですね。世界選手権に参加させてもらって、名だたるドライバーとバトルをしてみたかったけど、まったくもって絡めない。せめて同じ道具が欲しいです」

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