ザウバーのチームプリンシパル、ペーター・ザウバーは、ルーキードライバーのセルジオ・ペレスがここまでの3戦で予想を上回る活躍を見せていると認めた。
今年ザウバーに加入したペレスは、開幕戦のオーストラリアGPで唯一の1ストップ作戦を成功させ、いきなり7位のポジションでフィニッシュ。マシンの規定違反により失格処分にはなったものの、センセーショナルなF1デビューを飾った。
しかしながら、第3戦の中国では、レース中にマシンのコントロールを失いエイドリアン・スーティルに接触するなど、一方で我慢のレースも経験している。
ザウバー氏は、こうしたペレスのパフォーマンスに一定の評価を与え、ここまでの走りには感銘を受けたとコメントしている。
「セルジオが若くて速いドライバーだということは知っていた。だが、たとえそうであってもルーキーの彼がレースウイークに受けるプレッシャーのもとで最大限のポテンシャルを発揮できるという保証はなかったんだ」とザウバー。
「セルジオには高い期待を抱いていたし、実際にそれを上回ったと言わなければならない。彼は非常にうまくタイヤを労る能力を備えているし、レースでの一貫性も持っている」
「しかし、セルジオが長い学習過程のスタート地点にいることもよく理解している。先日の上海はその一部だということだ」
「私は、セルジオが段階的に彼の可能性を最大までもっていくことを確信しているんだ。重要なのは、彼がチームの中でより快適だと感じること。また、その成長を助ける環境を整えることだと思っている」