マクラーレングループのチェアマン、ロン・デニスは、マクラーレンチームとしてはルイス・ハミルトンとの契約を延長することもできたが、そうしなかったと語り、ライバルチーム、メルセデスでハミルトンが成功を収めることを祈ったりはしないと述べた。
ハミルトンは幼いころからマクラーレンのサポートを受けてレース活動を行ってきたが、2012年末でチームを離れ、メルセデスに移籍することを決めた。
ハミルトンの離脱に失望しているかとCBIから聞かれたデニスはそれを否定した。
「契約期間終了時に人がどういう選択をしようと、プロは相手を支持しなければならない」とデニスは述べている。
「我々はメルセデスでの彼の成功を祈ったりしない。当然だろう。彼はライバルチームに行くのだから。といってもネガティブなことを祈ったりもしないが」
「ルイスがこのチームを去ったという表現は正しくないと思う。状況が適切でなければ、最終的に別れることになるのだ」
「世の中の出来事は、ひとりの人間が決めるものではない。状況が決めるのだ。皆が、あれにがっかりしているか、これにがっかりしているか、と私に聞くが、私はリアリストだ。我々の関係を継続できるような状況を作り出す力が我々にあったか? 100パーセント、イエスだ。そうするのが正しいことだったか? 我々はそうは思わなかった」