更新日: 2018.02.23 10:26
【トヨタモータースポーツニュース】NASCARナッシュビル ジョーイ・ロガーノが今季初勝利
NASCAR NATIONWIDE SERIES
第6戦 Pepsi 300
開催日:4月11日
NASCARナッシュビル ジョーイ・ロガーノが今季初勝利
カイル・ブッシュが2位に入り“トヨタ カムリ”1-2フィニッシュ
4月11日(土)NASCARネイションワイド・シリーズの第6戦「Pepsi 300」が米国南東部テネシー州レバノンのナッシュビル・スーパースピードウェイで開催された。
今大会は、今季初となる、ネイションワイド・シリーズ単独での開催となる。
“ミュージック・シティ”の愛唱を持つナッシュビルは、カントリー・ミュージックの聖地でもあり、同コースでの優勝者には、ナッシュビルに本拠を持つ世界的なギターメーカー、ギブソンのスペシャルペイントが施されたレスポールギターがトロフィーとして授与されることでも知られている。
10日(金)は夕方に公式練習走行のみが実施。11日(土)決勝に先立ち、午前10時過ぎから予選が行われた。
“トヨタ カムリ”勢は18歳のジョーイ・ロガーノが最前列2番手グリッドを獲得。マイケル・マクドウェルが3番手、ロガーノのチームメイト、カイル・ブッシュがロガーノの後方4番手につけ、10台が決勝進出を決めた。
午後3時18分に1.333マイルオーバルを225周(300マイル:約480km)する決勝レースがスタート。ポールポジションのカール・エドワーズ(フォード)にロガーノとKy.ブッシュが襲いかかり、19周目にはロガーノが首位に浮上。
序盤は3台による首位争いが展開されたが、ロガーノとKy.ブッシュは徐々に後続を引き離し、ジョー・ギブス・レーシング(以下JGR)の1-2体制に。その後も、イエローコーションにより差が詰まり、ピットタイミングなどで一時的に首位が入れ替わることはあったが、JGRの2台が首位の座を入れ替えながらレースの大半を支配した。
レース終盤、195周目にKy.ブッシュがトップに立つと、ロガーノがこれを追う展開となった。214周目、この日9度目のイエローコーションからの再スタートでも首位の座を守ったKy.ブッシュであったが、216周目にロガーノがインからKy.ブッシュをパスし、首位を奪取。
チェッカーを目前に控えた218周目にメインストレート上で後方集団による多重クラッシュが発生。4分程の赤旗中断を挟み、221周目に、残り5周で再スタート。
この再スタートでも見事なダッシュを見せたロガーノは、Ky.ブッシュを従えトップでチェッカー。見事今季初勝利を飾った。
Ky.ブッシュが2位に入り、1-2フィニッシュを果たした“トヨタ カムリ”はネイションワイド・シリーズ今季3勝目。“トヨタ カムリ”にとっては2007年に同シリーズに参戦を開始してから通算25勝目の記念すべき勝利を挙げた。
また、ロガーノは昨年の中盤から同シリーズに参戦を開始し、デビュー3戦目(第16戦ケンタッキー)にして初勝利を挙げており、今回の勝利でキャリア2勝目。19歳未満のドライバーとして同シリーズで2勝目を挙げた初のドライバーとなった。
勝利は逃したものの、2位に入ったKy.ブッシュは、シリーズランキング争いで、首位のエドワーズとの差を縮め、23ポイント差での2位につけている。
次戦第7戦は4月17日(金)米国南西部アリゾナ州エイボンデールのフェニックス・インターナショナル・レースウェイで行われる。
ドライバー ジョーイ・ロガーノ:
「ここナッシュビルで勝てたというのはすごいことだ。初めてナッシュビルに来て以来ずっと、まだコースに来る前からこのギター(優勝トロフィー)を手に入れることを望んでいた。それだけに本当に嬉しい。レース終盤にカイル(・ブッシュ)をパスし、集団の先頭を走ることが出来た。彼がアンダーステアに苦しんでいることは分かっており、私が前に出たことで更に厳しい状態になっただろう。私はショートランで好調で、レース終了直前の再スタートは我々にとって良い方向に働いたし、彼を抑えるには充分な速さを持っていた。ジョー・ギブス・レーシングでの1-2フィニッシュは素晴らしい結果であり、工場などで働いてくれている全てのスタッフのためにも、非常に大きな勝利だ」
第6戦 Pepsi 300 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 2 20 ジョーイ・ロガーノ トヨタ カムリ 225
2 4 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 225
3 19 88 ブラッド・ケセロウスキー シボレー 225
6 21 38 ジェイソン・リフラー トヨタ カムリ 225
10 38 11 スコット・レガセイ・Jr. トヨタ カムリ 225
13 17 32 バーニー・レマー トヨタ カムリ 225
15 3 47 マイケル・マクドウェル トヨタ カムリ 225
16 12 99 マイケル・ウォルトリップ トヨタ カムリ 225
19 13 15 マイケル・アネット トヨタ カムリ 225
25 24 10 ブライアン・スコット トヨタ カムリ 223
38 42 07 デヴィッド・グリーン トヨタ カムリ 144
観客数(主催者発表):25,000人
選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 カール・エドワーズ フォード 959
2 カイル・ブッシュ トヨタ 936
3 デヴィッド・レーガン シボレー 799
4 ジェイソン・リフラー トヨタ 762
6 ジョーイ・ロガーノ トヨタ 728
9 スコット・レガセイ・Jr. トヨタ 672
13 マイケル・マクドウェル トヨタ 631
15 マイケル・アネット トヨタ 589
22 デヴィッド・グリーン トヨタ 486
24 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 467
28 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 430
31 デヴィッド・ロイティマン トヨタ 411
38 バーニー・レマー トヨタ 300
47 スコット・スピード トヨタ 190
59 デニー・ハムリン トヨタ 105
63 ブライアン・スコット トヨタ 88
65 マーク・デイヴィス トヨタ 82
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 40
1 シボレー 40
3 フォード 33
4 ダッジ 19
※結果及びポイントは暫定