【ポルシェジャパン】ポルシェ カレラカップ ジャパン 2010 第1戦 （岡山） 公式予選

プレスインフォメーション\t2010年4月03日

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2010 第1戦 （岡山） 公式予選

　ポルシェ ジャパン株式会社（本社：東京都目黒区 代表取締役社長：黒坂 登志明）とポルシェ カレラ カップ ジャパン （PCCJ） 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2010年シリーズ 第1戦 公式予選を、2010年4月3日（土） 岡山国際サーキット（岡山県）にて開催いたしました。

天候：晴れ　気温：10℃　路面温度：16℃

　各地で桜が満開に咲き誇り、春の到来が告げられた4月3日、ポルシェカレラカップジャパン（以下PCCJ）2010シリーズが幕を開けた。開幕戦の舞台は昨年に続き岡山国際サーキット。ニューマシン、2010年仕様の911GT3カップのデビュー戦は、こちらも昨年同様に1ラウンド2レースのダブルヘッダーが組まれている。開幕戦には、昨年のチャンピオン#1清水康弘をはじめとする12クルーが姿を見せ、待ちに待った新シーズンがスタートする。

　4月2日金曜日に行なわれた公式練習走行では、まるで冬がぶり返したような突風と寒さに見舞われた岡山国際サーキット。しかし、土曜日の公式予選では打って変わって雲ひとつない晴天が広がった。気温10℃、路面温度16℃と冷たい風が頬をさす中、午前9時35分、#9小林賢二を先頭に12台のマシンが一斉にコースへと飛び出した。

　アウトラップ後、タイム計測直後のラップで#5高見沢一吉が1'36.863の好タイムを叩き出した。前日の練習走行1回目でコースオフを喫し、2回目を完熟走行にあてざるを得なかった＃10安岡秀徒は、1'38.053と慎重な滑り出しだ。＃5高見沢が1'34.863のベストラップを更新した直後、#1清水が1'33.688を記録。「スーパーGTが走行したことで、フリー走行の段階から路面のコンディションが変わってしまった」と語りながらも、スピードの違いを見せつけた形だ。

　#4林久盛、#47福原稔が相次いで34秒台に突入する一方、4周目にフレッシュタイヤを履いた#5高見沢が1'34.219をマーク。ひとり別次元の走りを見せる清水はさらにタイムを削り、1'33.008。その直後に#10安岡が1'33.593を刻み、この日ふたり目となる33秒代に乗せた形だ。

　その直後、#1清水はこの日唯一の32秒台、1'32.871を叩き出す。#10安岡も渾身の最終アタックで1'33.373までタイムを削ったが、これでタイムアップ。「目標にしていた32秒台は出せたけれど、色々なセクションでもう少しタイムを削ることができたはず」と、2位の#10安岡に0.502秒ものアドバンテージを築きながらも、#1清水は悔しさ隠さない。それでも決勝に向けて、「ポールポジションだし、スタートをキッチリ決めて逃げ切りたい」と貫禄のコメントだ。

　オーディション合格後、今回のレースウィークが911GT3カップでの本格的な走行となったにも関わらず、潜在能力の高さ見せた#10安岡は、「昨日のフリー走行では、清水さんと1.9秒差もあったことを考えると、コンマ5秒まで差を縮めることができました。フィーリングとしては悪くありません。タイムアップできる要素はたくさんありますし、決勝では良いレースを見せたい」と笑顔をのぞかせた。フレッシュタイヤを2セット投入した#5高見沢が1.358差の3位。2列目からのスタートにも、「すべてのセクションで失敗してしまいました。短い予選に少し焦ってしまったかも」と肩をすくめる。

　クラスBトップは、総合でも8位に食い込んだ#48大久保仁（B）。「ダブルヘアピンでの走行が上手くいかなかったのが悔しい。決勝はクラスAを1台でも抜いて行きたい」と、上位進出を虎視眈々と狙う。2位には、「やっぱりクラスAのニューマシンは速い！」と語る#15神取彦一郎が続く。

　改めてチャンピオン#1清水の"強さ"が際立った予選は、若い#10安岡やベテランの#5高見沢も侮れないスピードで存在感を示した。大観衆が待つ開幕戦の決勝は、スーパーGTの予選の公式予選を挟んで、午後13時55分にスタートする。

■第1戦 公式予選結果
1\t1\t清水　康弘\tA\tART TASTE CUP\t1'32.871
2\t10\t安岡　秀徒\tA\tGARMIN PORSCHE\t1'33.379
3\t5\t高見沢　一吉\tA\t高見沢整骨院OSSOポルシェ\t1'34.219
4\t4\t林　久盛　\tA\tTomeiSports GT3 1'34.370
5\t47\t福原　稔\t　　A\tRIRE RACING 1'34.389
6\t9\t小林　賢二\tA\tKDCこばやし歯科GT3Cup\t1'34.437
7\t36\tWappaya\t　　A\tわっぱや ディレクション DRP\t1'35.355
8\t48\t大久保　仁\tB\tRIRE RACING 1'35.718
9\t7\t海宝　善昭\tA\tアーテック　タカラ樹脂　GT3\t1'36.019
10\t3\t江本　玄　\tA\tアキラレーシング GT3\t1'36.086
11\t16\t横幕　ゆぅ\tA\tゆぅ ディレクション DRP\t1'36.546
12\t15\t神取　彦一郎\tB\tパワーステーション サムライ\t1'36.800