アストンマーチン・レーシングは21日、スペインのグアディクスで行っていたV12バンテージGT3のテストを完了したと明らかにした。
このV12バンテージGT3は、日本のスーパーGTでもA Speedが今季投入する予定のGT3規定のマシン。2月18日から20日までアストンマーチン・レーシングはスペインで耐久テストを実施し、信頼性と耐久性を確保。また、トラクションコントロールとABSのセッティングを確定させたという。
今回のテストではその他に、今季のGT3カテゴリーのエアリストリクターに対する研究を行ったほか、V12バンテージGT3の公式パートナーチームに対して、ドライバーがV12バンテージを試す機会にもなったという。
「新しいV12バンテージGT3が耐久テストの段階に至ることができて喜んでいるよ。コンディションにも恵まれて、我々のマシンがどれほど競争力があるのかを知ることもできた」と語るのはアストンマーチン・レーシングのマネージングディレクターを務めるジョン・ガウ。
「ライバルがこのグアディクスでどれほどのタイムを持っているか知っていたし、他のAMRレースカーがいいベンチマークになった。V12バンテージGT3は設定したラップライムをマークすることができたし、コンペティティブな存在になったと確信している」
アストンマーチン・レーシングは、オフィシャル・パートナーチームにV12バンテージGT3の最初の5台をデリバリーする予定で、この数週間のうちに出発するという。チームの内訳は、ヤングドライバーAMR(ADAC GTマスターズ)、ビーチディーン・モータースポーツ(イギリスGT)、A Speed(スーパーGT)、ザンデ・ネグラオ(ブラジルGT)となっている。
Aston Martin Racing – Vantage GT3 Testing