フェラーリのフェルナンド・アロンソは、マレーシアGPではタイヤマーブルの量が非常に多かったと述べ、モナコなどの狭いコースでは危険かもしれないと懸念を示した。
F1ドライバーたちは冬季テストの間にマーブルへの懸念を示してきた。彼らの予想どおりマレーシアではコース上に大量のマーブルが転がっていた。
「確実にオーストラリアより状況はひどかった」とアロンソ。
「カナダ、シンガポール、モナコといったコースが心配だ。周回遅れのマシンに追いつき、そのマシンをラップする際にイン側に入ると、そこにはマーブルがあり、次のコーナーで正しい場所でブレーキングできずに直進してしまう可能性がある」
「マレーシアのサーキットはとても広いから、そうなってもコースに戻ってこられた。でも狭いコースでは問題が起こるかもしれない。十分注意をし、こういった新しい問題に慣れなければならない」
ピレリのモータースポーツディレクター、ポール・ヘンベリーは、マレーシアで次のようにコメントした。
「(マレーシアでの)マーブルは(冬季テストの際のものとは)少し違っていた。冬季テストではタイヤかすは大きかったけれど、ここでは小さめだったためにそれをタイヤが拾ってしまった」
フォース・インディアのポール・ディ・レスタは、走行中にタイヤマーブルが飛んできて、手やヘルメットに当たって危なかったと述べている。