2010年F1第1戦バーレーンGPの金曜プラクティスで、フェラーリのフェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサは、日曜決勝に向けた作業を集中して行った。フェラーリ移籍後初の公式セッションを迎えたアロンソは、「いつもとは少し違った金曜だった」と振り返っている。
■スクーデリア・フェラーリ・マールボロ
フェリペ・マッサ フリー走行1=4位/2=7位
今日はレース用のマシンの最適なバランスを見つける作業と、燃料搭載量をいろいろ変えながらふたつのタイヤの比較作業を行い、多くの時間を費やした。そのため、速いラップタイムを出しにはいかなかった。今日の結果についてはとても満足している。ライバルたちに比べて僕らがどれくらいコンペティティブなのか正確な予想を立てるのは難しいけれどね。僕らは間違いなく多くのチームとの骨の折れる競争に直面しているが、日曜日のレースに向けて可能な限り準備してきている。明日の午前中は、予選に向けた作業を行う。今日は実は少し熱があったんだが、シーズンのスタートに向けて100%の状態であると感じているよ。
フェルナンド・アロンソ フリー走行1=2位/2=9位
新チームとの最初のセッションだったので、自分にとってはいつもと比べて少し違った金曜日だった。今日は2種類のタイヤの比較に集中した。ロングランで安定したパフォーマンスを発揮するマシンに仕上げるために取り組み、日曜日のレースに向けて可能な限り準備を整えることを目指した。当然ながら、こういった高温の状況下ではタイヤのデグラデーションは早いし、特にリヤタイヤでその傾向が顕著だ。今日の走りを見た限りでは、シーズン前のテストでも感じていたとおり、4チームが優勝争いに加われるだけの戦闘力がありそうだ。ただ、たとえばフォース・インディアとか、まだちょっとした驚きはあるかもしれないね、新しいコースは悪くない。自転車でコースを下見した際には気づかなかった多くのバンプがあったけど、楽しいコースだよ。