2011年F1ブラジルGPの日曜決勝で、フェラーリのフェルナンド・アロンソは4位を獲得した。
■スクーデリア・フェラーリ
フェルナンド・アロンソ 決勝4位
今回のレースでも僕らはすべてを完璧にやり遂げた。スタート、戦略、チームの作業すべてだ。この最終結果はライバルたちのパフォーマンスの高さによるところが大きい。僕らにはこれ以上のことはできなかった。今日も僕らはとてもいいスタートをきめて、バトンに対していいアクションをとって彼をオーバーテイクした。でも終盤ミディアムタイヤを履くと、僕らには彼を押さえきれるだけの速さはなかった。DRSが作動しないというトラブルも抱えていた。他のドライバーたちと接戦で戦っていたわけではないが、DRSが動いていれば、オーバーテイクの際にコンマ数秒稼げて助かっただろうことは確かだ。
今回のグランプリは今シーズンを正確に反映していた。僕らはほぼすべての力を出し切り、トップ2と比べて劣るマシンで表彰台を争った。2011年にはチームワークという点で僕らはとても成長した。これを足掛かりにして、2012年は全く違うシーズンにしなければならない。
僕が自分たちのパフォーマンスに点数をつけるとすれば、モンテゼモロ会長が言ったとおり5点と6点の間ぐらいだ。それでもチームが成し遂げたことを僕は誇りに思っている。
僕らにはあとコンマ5、6秒速いマシンが必要だ。それを実現するのは簡単なことではないだろう。でも僕はエンジニアとチームを心から信頼している。このチームは過去10年F1を支配し、このスポーツにおけるあらゆる記録を保持している。
僕は今季10回表彰台に上り、去年よりたくさんのポイントを獲得したということを忘れてはならない。ドライバーズ選手権3位の座を獲り逃したのは全くたいした問題ではない。本当に重要なのは1位だけだからね。