2011年F1トルコGPの日曜決勝で、フェラーリのフェルナンド・アロンソは3位、フェリペ・マッサは11位だった。

■スクーデリア・フェラーリ・マールボロ
フェルナンド・アロンソ 決勝3位
 このリザルトを喜んでいる。マラネロの3週間にわたるハードワーク、そして今週末のチームの頑張りの結果だからね。僕らはこのグランプリをいい形でスタートすることができなかった。金曜日に多くの問題に見舞われたんだ。でもその後僕らは前進し、今日、上位争いに再び戻ってくることができ、本当に嬉しかった。僕らはマレーシアと中国で表彰台にかなり近いところまでいったけれど、今日ようやく表彰台に乗ることができた。でもまだこれは最初の一歩にすぎない。この方向に向けて進んでいく必要がある。シーズンスタート時の状況からすると、これは素晴らしい結果だ。次の3、4戦が重要になるだろう。
 ベッテルと戦える可能性は99パーセントなかったけれど、ロズベルグの後ろで時間をかなり失ったことで残りの1パーセントもなくなった。彼を難しい状態に追い込み、もっとプッシュさせることができたかもしれなかったんだけどね。
 終盤ウエーバーは新品タイヤを1セット持っていたことが有利に働き、僕の前に出た。僕の方はニュータイヤは残っていなかった。フィニッシュの11周前にピットインしなければならないのは変に思われるかもしれないけれど、マシンをコース上で走らせるのが難しい状態になり始めていて、すべて台無しになる危険があったんだ。
 オーバーテイクは増えているけれど、ムーバブル・リヤウイングの影響というよりはタイヤの挙動の違いによるところが大きいと思う。
 ランキング上のギャップがとても大きくなってしまっているのは確かだが、これから獲れる可能性があるポイントはまだたくさん残っている。諦める必要は全くない。

フェリペ・マッサ 決勝11位
 今日はあらゆる出来事が僕に起こり、つかめるはずだった結果を逃した。マシンはコンペティティブだったし、ペースもとてもよかっただけに残念だ。
 1回目のピットストップは正しいタイミングで行った。でもハミルトンから奪ったばかりのポジションをピットストップの際に奪い返されてしまった。ピットストップの3回目と4回目にも問題があった。レースにおけるこの部分を改善するために協力し合って努力していく必要がる。これはとても重要になってくるからね。
 常に他のドライバーたちとバトルをしていたので、フェルナンドのようにタイヤの力を最大限に利用することができなかった。彼は僕よりスムーズなレースができたんだ。
 今週末のポジティブな点は、マシンのパフォーマンスが改善されたことだ。空力ダウンフォースが少し向上し、ストレートスピードもよくなった。期待できそうな兆候は見えたけれど、今後もこの方向に前進し続けていかなければならない。バルセロナでは新しいパーツが導入される。

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