フェルナンド・アロンソの事故を受け、ロマン・グロージャンはドライバーがクラッシュの際に受ける横方向の衝撃に関してさらなる対策を講じる必要があると語った。
マクラーレンのアロンソは、バルセロナテスト1回目の最終日、ワイドになった後にターン3のウォールにヒット、チームによるとこの際「非常に大きな横方向の衝撃」を受けたという。
アロンソは3日間入院した後、自宅療養に入っており、最終テストは欠席、医師から開幕戦出場の許可がまだ下りていない。
「なによりも彼が無事で、退院できたのはよかった」と元チームメイトのグロージャンは言う。
「次に考えなければならないのは、ドライバーが横方向の衝撃を受けた際の安全性を向上させることだ」
マシンのダメージが比較的小さかったにもかかわらず、アロンソの入院が長引いたことについて、グロージャンは「それが問題なんだ」と述べている。
「ウィッシュボーンなどはウォールに横からぶつかった場合に壊れるようには設計されていない。カーボン製だから折れるか壊れないかのどちらかだ。壊れない場合、エネルギーは他に行かざるをえない。つまりドライバーの方に行ってしまうんだ」