IZODインディカー・シリーズの公式合同テストがセブリングで開催され、初日はアンドレッティ・オートスポーツのライアン・ハンター-レイがトップタイムをマークした。
セブリングで開催されているこの合同テストは、今季から導入される新シャシーDW12を使用した最初の公式合同テストで、5、6日と8、9日の2つのグループに分かれて開催されている。
5、6日のグループは、チーム・ペンスキーやアンドレッティ・オートスポーツなどのドライバー11人が参加し2回のセッションが行われ、シボレー・エンジンを使うハンター-レイが初日トップタイムをマーク。同じくシボレー・エンジンを搭載するチーム・ペンスキーのエリオ・カストロネベスが2番手に付けた。
「みんな、それぞれのマシンに多くの調整を施していたよ。ニューマシンはとても面白いね」とハンター-レイ。
「カーボンブレーキによって多くの違いが出ている。とても軽いし、シボレーのツインターボはパワーが出ているね。面白いことに、ターボによってパワーが出ているので1周で2、3秒は早くなっている。加速するときは本当に背中がシートに押し付けられるよ」
「セント・ピーターズバーグのタイムは速くなるだろうね。我々が開発することで、このマシンはますます速くなると思うよ」と上機嫌にコメントしている。
ホンダ・エンジンを使用するチームはサム・シュミットとデイル・コインの2チームが走行し、サム・シュミットのサイモン・ペジナウがホンダ勢トップで全体の3番手。
今季からアンドレッティ・オートスポーツに加入したジェームス・ヒンチクリフが4番手につけ、ライアン・ブリスコ、ウィル・パワーと続いている。
ロータス勢は、ドラゴン・レーシングのセバスチャン・ブルデーはエンジンは準備が間に合わず、シモーナ・デ・シルベストロもエンジントラブルで31周しか走行できなく非常に困難な一日となった。