11日から開催されているIZODインディカー・シリーズ第5戦インディ500。17日は1週間行われたプラクティスの最終日となるファストフライデーが行われ、EJ.ビソ(アンドレッティ・オートスポート)がトップスピードをマークした。佐藤琢磨(AJフォイト)は10番手に付けている。
予選前の最後のプラクティスとなるファストフライデーは、前日クラッシュを喫したコナー・デイリー(AJフォイト)を除く32名のドライバーが参加した。この日から3日間使用される予選用ブーストによって各車スピードを更新しているが、15時過ぎから降りだした雨のため途中でセッションは中止となっている。
プラクティス最終日のトップを奪ったのは、好調アンドレッティ・オートスポートのビソ。プラクティスでは2003年以来最速となる229.537mph(39.2093)をマークしている。
2番手にはマルコ・アンドレッティ、3番手にカルロス・ムニョスとこの日もアンドレッティ勢が1-2-3を達成。
「僕たちは、少しずつ着実にマシンをステップアップしていったんだ。強いチームだと思うよ。いい予選アタックができるはずだ。でもペンスキーも強さを示しているね」とビソ。
シボレー勢が上位を独占しホンダ勢トップは、9番手のダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ)。佐藤琢磨は10番手のスピードをマークしている。
「予選のセットアップを探すだけでしたね。2回目の走行に満足していますが、雨のためセットアップを探ることはできませんでした。でも調子はいいですよ。今夜データを見直して、予選のために明日微調整を行う予定です。短い日だったけど、いい一日でした」と琢磨はコメントしている。
明日18日からはいよいよグリッドを決めるポールデーとバンプデーが開催される。インディ500では、1台ずつ4周連続走行のアタックをし、その平均スピードでグリッドが決定される。
グリッド決定後は、24日にカーブデーが行われ、26日に第97回インディアナポリス500マイルレースの決勝レースが行われる。日本では、CSスポーツチャンネルのGAORAで生中継される予定だ。