インディ500プラクティス6日目が17日に行われ、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)がこの日トップとなる223.088mphを記録。プラクティス総合タイムでも2番手に順位を上げた。佐藤琢磨は、47周を走行し17番手となっている。
ファストフライデー前日となるプラクティス6日目も好天に恵まれ29台が走行し、予選に向けてのセッティングを進めた。
この日トップタイムをマークしたディクソンは、「よかったね。今週我々は少し遅れをとっていたと思う。出したタイムは集団での走行で速さも持っていなかった。けど実際にはあまり重要ではないよ」
「決勝でのセッティングに取り組んでいるし、どのように感じるかで大きく改善できると思っている。特にトラフィックの中など、クルマにいい点をたくさん感じている。明日、そして土曜に誰が速いかはまた別問題だが、結果は面白いだろうね。ホンダやチーム・ターゲットはうまくやっているよ」とコメント。
プラクティス初日から好調を維持しているルーキーのジョセフ・ニューガーデン(サラ・フィッシャー・ハートマン)がこの日も速さを見せ2番手。「今日はレースセットアップのみに取り組んだ」と語る。
3番手には、グラハム・レイホール(チップ・ガナッシ)が入り、ホンダエンジン勢がTOP3を独占。3連勝中のポイントリーダー、ウィル・パワーは、4番手とポールデーを前に調子を上げてきている。
佐藤琢磨は、17番手とタイムは伸び悩んだがマシンの感触は良好のようだ。「今日はこれまででいちばん少ない走行でした。しかしマシンのバランスはいい感じです。今朝から集めた情報をすべて見て、着実にいいものを引き出しました。ファストフライデーへの素晴らしい準備ができ、今日の仕事に満足しています」と語っている。
インディ500は明日プラクティス最終日となるファストフライデーが行われ、19日にポールデーを迎える。
Practice Day 6 for the 2012 Indy 500