ウイリアムズのチーフテクニカルオフィサー、パット・シモンズは、FW36・メルセデスは好調であると認め、今年は上位争いを目指すと語った。

 2013年にはわずか5ポイントしか取れず、ランキング9位に沈んだウイリアムズだが、4日間におよぶバーレーンF1合同テストで、全チーム中最多の323周を走行、フェリペ・マッサは8番手タイムをマークした。

「ウイリアムズが非常に誇りに思っているのは、冬季テストの中で我々だけが一度も赤旗を出していないということだ」とシモンズはSky Sports F1に話した。

「マシンが一度もコース上で止まらなかった。これはこのマシンのデザイン、製造、質についての真の証明である」

「燃料システムの一部であるワイヤに関するトラブルによって序盤に一日失ったが、その後、マシンは夢のように走った」

「2014年に使うパワートレインは非常に複雑であり、いつもより多くのことを学習しなければならない」
「ここまでの状況に非常に満足している。複雑なユニットであり、エンジニアにとって芸術品だ。我々のマシンは非常に信頼性が高く、よく走っていた。パワーが上がり、トルクが非常に増えた」

「今年の変化はシーズンが変わる際に起こる変化としては最大のものだと思う。トラブルに見舞われたチームもあれば、そうでないチームもある。F1は(新しいテクノロジーの)最先端でなければならないと思う。楽であってはならない」

 今シーズンは優勝争いができると思うかと聞かれたシモンズは、それを目指しているが現実的に考えていると答えた。

「そう願っている。優勝争いをするというのは本当に難しいことだ。全力でプッシュするが、突然奇跡が起こることは期待していない」

「状況はよさそうに見える。我々は好調だが、努力を続けていかなければならない。そうすれば結果はついてくる」

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