ウェッズスポーツブランドでモータースポーツファンにはお馴染みの株式会社ウェッズは5日、3日〜4日にオートポリスで行われた韓国のCJスーパーレースにおける『WedsSport』、『Weds』ブランドの不正使用を未然に防いだと発表した。
この一件は、CJスーパーレースのスーパー3800クラス(ジェネシス・クーペ)クラスに出場する韓国のチーム“WedsSport Racing”が、スーパーGT300クラスのウェッズスポーツIS350に酷似、さらに『WedsSport』ロゴを全面に押し出したカラーリングを施していたものだが、株式会社ウェッズではオートポリスでのレース開催決定以降、ホームページ上で「このレースのSuper3800クラスに出場を予定している、韓国のチーム『WedsSport Racing』は、株式会社ウェッズ並びに『WedsSport RacingTeam with BANDOH』とは一切関係ございません(ウェッズHPより)」と関連を一切否定。
また、シリーズのテクニカルスポンサーとして『Wedssport』という名が記されているが、これについても「テクニカルスポンサー並びにレギュレーションに『Weds』『WedsSport』と掲載されていますが、一切のパーツ供給等の関わりはございません」とシリーズとの関連を否定していた。
株式会社ウェッズのホームページに5日掲載された内容によれば、実際に来日したスーパー3800クラスの20号車(イ・ジュンチュル車)のチームに対して「ウェッズ(日本)が希望していた『WedsSport』『weds』の商標を出さないで欲しいとの要望への対応として韓国のチームのNO.20号車は、ロゴマークを全て剥がし出場(ウェッズHPより)」。また、シリーズテクニカルスポンサーについては「テクニカルスポンサー指定ステッカー『WedsSport』は、全エントリー車両の指定箇所から全て剥され開催されました(同ウェッズHP)」と未然にブランドロゴの不正使用を防止したという。
なお、株式会社ウェッズでは、スーパー3800クラスで使用されている中国製のホイールが、名称が『TC106R』、ディスク面の文字が頭文字のWを抜いた『edsSport』と、形状を含めウェッズスポーツのオリジナルホイール、『TC105N』と酷似していることを『問題点』としており、これについても「弊社は一切関係御座いません」と関連を否定している。しかし、今後も韓国内で行われるレースでは使用される可能性があり、対応が憂慮されるところだ。