2008年を最後にアメリカン・オープンホイールシリーズのトップカテゴリーから姿を消していたウォーカー・レーシングが、2011年にファルケンタイヤと組み、アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)のGTカテゴリーに参戦することとなった。
デリック・ウォーカー率いるアメリカの名門であるウォーカー・レーシングは、ヒロ松下をはじめ服部尚貴や中野信治、高木虎之介など日本人ドライバーが多く在籍したチーム。1990年代から2000年代前半にはCART/CCWSのトップチームとして活躍していた。
ファルケンタイヤはALMSに長年参戦しているが、2011年はウォーカー・レーシングと組みポルシェをLM-GTカテゴリーで走らせることになる。ファルケンのマーケティング・ディレクターを務めるアンドリュー・ホイトは、新たなコンビネーションに期待をみせる。
「デリック・ウォーカーのモータースポーツキャリアは、ペンスキーのマネージャーを務めていた頃から数えると40年以上にもおよぶ。彼のチャンプカー、インディカー、そしてF1における経験はマクラーレンやポルシェ、コスワースなどとの関係も含め、我々のレベルを最高のレベルに持っていってくれるはずだ」