1950年代にF1やル・マン24時間で活躍した“伝説”のレーシングチーム、エキュリー・エコッセが今季はブランパン耐久シリーズとイギリスGT選手権にBMW Z4 GT3で参戦。国際的なシリーズに復活することになった。
フランス語で“チーム・スコットランド”を意味するエキュリー・エコッセは、1950年代初頭にF1に参戦したほか、1956年、57年とル・マンを制覇。その後オリジナルのチームは70年代に無くなったが、1980年代にはヒュー・マケイグが伝説のチーム名を使用してグループCカーレースのC2クラス、BTCCなどで活躍した。
そんなエキュリー・エコッセは、昨年から本格的にレースに復帰。2011年はブランパン耐久シリーズのスパ24時間にアストンマーチンDBR S9で参戦。伝統のブルーにホワイトのラインをあしらったカラーを復活させた。
今季、チーム代表のマケイグは再びイギリスのバーウェル・モータースポーツと組み、イギリスGTではオリバー・ブライアントとアラステア・マケイグ、ブランパン耐久ではアンドリュー・スミスかジョー・トゥイマンがこれに加わり、ブランパン耐久シリーズのプロ-アマクラスに参戦するという。
「これはエキュリー・エコッセにとって大きな進歩だ。我々には昨年のスパ以来多数のオプションがあったが、BMW Z4 GT3とこのドライバーたちの組み合わせは成功に向かう確実な選択だと思っている」とヒュー・マケイグは語る。
「最終的に、我々はル・マン24時間への復帰を目指している。これはそのための正しい、ファンタスティックなステップなんだ」
新たにチームが投入するBMW Z4 GT3は、エキュリー・エコッセのブルー地にスコットランド国旗の模様をあしらったカラーにペイントされる。