F1界の商業的権利を握るバーニー・エクレストンは、2010年にF1に新規に参戦する4チームのうち、2チームは開幕戦バーレーンGPのグリッドにつくことができないだろうと示唆している。

 来季はUSF1、カンポス・メタ1、ヴァージン・レーシング、ロータスF1レーシングの4チームが新たに参戦するが、この中のどれほどのチームが開幕戦に参戦できるかどうか、懐疑的な意見があった。

 この中でUSF1は最初にFIAが求めた44万ドルのエントリーフィーを支払い、カンポス・メタ1は故アイルトン・セナの甥、ブルーノ・セナとサイン。ダラーラがデザインしているシャシーのクラッシュテストにもパスした。しかし、ロータスとヴァージンはドライバーラインナップを確定させているものの、カンポス・メタ1とUSF1は財政的な懸念があり、USF1はその後一切何の発表もなされていない。

 そんな中、FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)の最高責任者であるエクレストンは、開幕戦のバーレーンGPにはカンポス・メタ1とUSF1が間に合わないものの、24台のマシンがグリッドに並ぶだろうという考えを明らかにしている。新規チームのすべてがグリッドに並べば26台だが、2チームが欠け、新たに1チームがその穴を埋めるだろうというものだ。トヨタF1の財産を活用すると言われているセルビアのステファンGPはその最有力候補だろうと言われている。

「我々がパフォーマンスをみせるだろうと考えたチームは実際にそれをすることができるし、できないと思ったチームはできないと私は考えている」とエクレストンはタイムズ紙に語っている。

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