フランスのレーシングチーム&コンストラクターであるオレカは26日、2012年からスタートするトヨタのスポーツカー活動のレースオペレーションを担うことが決まったと明らかにした。

 2012年からドイツ・ケルンのトヨタ・モータースポーツGmbH(TMG)でシャシーを開発、日本で開発したガソリン+ハイブリッドのパワートレインを搭載し、ル・マン24時間をはじめとした世界耐久選手権(WEC)の数戦に参戦すると発表したトヨタ。

 実際のレースではどういった形での参戦になるかはまだ発表がされていなかったが、26日、オレカはトヨタ・モータースポーツGmbHとル・マンプロジェクトについて提携を結んだと発表した。

 オレカはスポーツカーレースに長年参戦しており、近年ではオリジナルシャシーでの参戦とともにプジョー908 HDi FAPを1台走らせ、2010年はル・マン24時間でトップを争ったほか、2011年はセブリング12時間での優勝、プチ・ル・マンでの2位など、確実な実績を残していた。

「今日はオレカにとって大きな1日だ。トヨタ・モータースポーツGmbHに選ばれたということは、ここ数年オレカが成し遂げてきたことに対する偉大な報酬だ」と語るのはオレカ代表のヒュー・ド・ショーナック。

「オレカは耐久レースにおいて高いレベルを証明し続け、セブリングでの勝利など、その真価を示してきた。オレカはそのノウハウのおかげで大自動車メーカーと興味深いプロジェクトのために働く機会に恵まれた」

「我々は今回の挑戦において、トヨタ・モータースポーツGmbHを支えることを誇りに思うとともに、刺激的な将来を楽しみにしている」

 また、TMGのロブ・ルーペンビジネスディレクターは「これは明らかにTMGにとってグッドニュースだ。オレカの能力と実績は有名で、彼らとの関係を進展させたかった理由のひとつでもある。彼らは我々のトラックオペレーションチームを強化してくれる。世界の耐久レースで我々は大きな進歩を遂げることができるだろう」と語っている。

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