更新日: 2018.02.16 22:55
カルダレッリ「本当に完璧な週末だった」
2014 注目の開幕戦、A.カルダレッリがLEXUS RC Fデビュー戦を見事に初勝利で飾る!O.ジャービスも初参戦にして4位入賞!
長いオフシーズンが終わり、桜の開花と共に2014 AUTOBACS SUPER GT開幕戦「OKAYAMA GT 300km RACE」が岡山国際サーキットにて開催された。
(公式入場者数:土曜9,000人、日曜18,000人)
今シーズン、GT500クラスは車両規定(JAF-GT500)がドイツツーリングカー選手権(DTM)との統一規則として全面変更され、3メーカーによる15台すべてのマシンが一新された。新規定ではエンジンも変更され、ダウンフォースが増した他、パフォーマンスは大幅に向上した。
まさに日本3大自動車メーカーの英知と技術が競われるSUPER GT。21年目を迎えた日本が誇るこの選手権が大きな進化を見せるシーズンとなる。
その記念すべきシリーズにGRMからはアンドレア・カルダレッリ(イタリア)と新たに加入したオリバー・ジャービス(イギリス)という2名のドライバーがLEXUS勢の一員として全8戦へ出場、2014年のタイトルを目指してゆく。
4月5日(土) 公式予選日
練習気温10℃と3月上旬並みの寒さとなった予選日の朝。時折薄日がさす中、まず9時00分から2時間に渡る公式練習が行われた。
昨年に引き続き、LEXUS TEAM KeePer TOM’Sに所属するアンドレア・カルダレッリはベテラン伊藤大輔とコンビを組み、新しくなったKeePer TOM’S RC F(37号車)をドライブ。7番手タイム(1分21秒121)でセッションを終えた。
また、SUPER GTデビュー戦を迎えたオリバー・ジャービスは、名門LEXUS TEAM SARDの39号車DENSO KOBELCO SARD RC Fに乗り込み、石浦宏明と共にセッションを進め、12番手(1’21.369)で公式予選へと駒を進めた。
そして午後2時、心配された雨は降らず、ドライコンディションのもと、公式予選がスタートした。GT300(24台)の予選1回目(Q1)に続き、GT500(15台)によるQ1(14時15分~14時30分)が行われた。
LEXUS TEAM KeePer TOM’Sは伊藤大輔がQ1を担当。1分19秒862のトップタイムを叩き出し、Q2のアンドレアへステアリングを託した。
Q1のトップ8台がポールポジションを争うQ2。ここでアンドレアは渾身のアタックを見せ、チームメイトを上まわる1分19秒804のタイムを記録する。しかしライバル達もタイムを更新したため、KeePer TOM’S RC Fの順位は 5番手となり、この順位で翌日の決勝スターティンググリッドが確定した。
アンドレア・カルダレッリ
「朝の走行よりずっとマシンが速くなり、また明日の決勝を見据えてハード目のタイヤをチョイスした僕達でしたが、予選は予想以上の結果となりました。明日の決勝は自信をもって挑みたいです」
一方、LEXUS TEAM SARDはオリバー・ジャービスをQ1ドライバーに指名。初めてのSUPER GT予選で健闘するオリバーだったが、ベストタイムは1分20秒530で9番手となり、惜しくもQ2進出には一歩及ばなかった。
オリバー・ジャービス
「ガッカリしています。チームが良いマシンを用意してくれましたが、Q2のヒロ(石浦宏明)へマシンを渡すことが出来ませんでした。ニュータイヤの経験不足が悔やまれます。でも、明日の長いレースでは別の展開になるでしょう。気持ちを切り替えて頑張ります」