スーパーGT300クラスで、2012年まで紫電を走らせてきたCars Tokai Dream28は25日、来季マシンとしてマクラーレンMP4-12C GT3にスイッチするとともに、高橋一穂/加藤寛規組というラインナップを維持することを明らかにした。
これまで7年間紫電を走らせてきたCars Tokai Dream28。来季に向けてどんなマシンにスイッチするかが注目されていたが、オートスポーツwebでも既報のとおり、12月21日に富士スピードウェイでメンテナンスを担当するムーンクラフトの手によりマクラーレンMP4-12C GT3を走行させており、そのマクラーレンが来季マシンとして正式に発表されることになった。
その時の走行でも、高橋が最初にステアリングを握り、加藤がそれを引き継ぐ形で走行したが、25日に正式に発表された体制では、そのふたりのラインナップは継続。来季に向け、マシン以外は今年の陣容をそのままキープして挑むことになった。
チームではマクラーレン投入の理由について、「マクラーレンMP4-12C GT3は2012年末現在、日本においての参戦は無く、戦力的には未知数ですが、常にチャレンジングスピリッツを忘れないCars Tokai Dream28は、多種多彩なマシンが白熱したバトルを展開するGT300クラスにさらなる魅力を加えたいと、あえてこのニューマシンを投入します」と語っている。
なお、富士での走行の際にはフロントフェンダーに“EVA RT PROTO 00”というステッカーが貼られていたが、車名はいまだ未定。来季に向けカラーリングがどうなるのか、ファンにも親しまれたエヴァンゲリオンカラーが継続するのかも気になるところ。来季もゼッケンは“2”を使用するという。
Cars Tokai Dream28/2013年スーパーGT参戦体制
チーム名:Cars Tokai Dream28
マシン名:未定
チーム監督:後藤 誠
ドライバー:高橋一穂/加藤寛規
シャシーメンテナンス:ムーンクラフトカーズ
エンジンメンテナンス:戸田レーシング
マシン:マクラーレンMP4-12C GT3
エンジン:M838T/3.8L V8ツインターボDOHC
タイヤ:ヨコハマ