英名門レーシングチームのカーリンが、スペインF3の流れを組むフォーミュラシリーズ『ユーロフォーミュラ・オープン』(EFオープン)に参戦することになった。
EFオープンは、F3の現行シャシーとなるダラーラF312に、旧規定のトヨタエンジンを搭載したミドルフォーミュラシリーズ。参戦コストも比較的安価とあって、毎レース20台前後のマシンが集まっているほか、昨年は日本人ドライバーの金丸悠が参戦しシリーズランキング3位を獲得した。
カーリンを率いるトレバー・カーリンは、EFオープンの費用対効果がチームにとって魅力的であると同時に、すでにカーリンが参戦しているヨーロッパF3へのルートとして活用できるのだと参戦の理由を説明している。
「現状の中で競争力のあるパッケージを維持しながら、費用対効果が高いことがウリの選手権なんだ」とカーリン。
「ここでは素晴らしいプラットフォームが提供されている。ドライバーたちにはヨーロッパF3に向けて世界のトップサーキットでレースをするという完璧なステップを与えることができるんだ」
「我々は選手権のオーガナイザーから非常に暖かい歓迎を受けているし、数週間後にコースへ出るのが楽しみだよ」
なお、今季のEFオープンは4月から11月までの全8戦が予定されているが、そのうち6戦はフォーミュラV8 3.5(旧フォーミュラ・ルノー3.5)との同時開催となる。