ドイツのキャラウェイ・コンペティションは、ゼネラル・モータースの承認を受け、シボレー・コルベットC7スティングレイのGT3バージョンを開発すると明らかにした。
GTカーレースで長い伝統をもつコンストラクターのキャラウェイは、シボレーから承認を受け、C6バージョンのコルベットZ06R GT3を製作。FIA-GT3ヨーロッパ選手権をはじめ、日本のスーパーGTやドイツのADAC GTマスターズ等、多くのカテゴリーにコルベットを販売してきた。
今年1月に、シボレーはコルベットの最新バージョンであるC7を発表したが、キャラウェイではこの新車、C7を使ったGT3バージョンの開発を進めており、ゼネラル・モータースから承認を受け、GMからFIAに向け、商標の認可に関する書面を提出。正式にデビューに向けて動き出すことになった。
C7 GT3は、FIA-GT3レギュレーションに準拠。6.2リッターV8エンジンをフロントに搭載し、7000回転で470馬力を発生。6速シーケンシャルミッションを積むと発表されている。また、ドライバーエイドとしてレーシングABS、トラクションコントロール、パドルシフト等を備える予定だ。
具体的なリリース時期はまだ明らかにされていないが、シボレーがル・マン24時間で登場を予告したC7のGTEバージョンとあわせ、その姿を楽しみにしたいところだ。