アウディのトム・クリステンセンが今シーズン限りでDTMを卒業し、スポーツカーレースに専念することを明らかにした。
デンマーク出身のクリステンセンは、5年間のDTM参戦で7つのポールポジションと16回の表彰台を獲得、うち3度の優勝を果たしている。一方で、スポーツカーレースにおいては記録破りの活躍を見せており、ル・マン24時間レースでは8度の優勝という驚きの数字を残してきた。
ラストシーズンを前にクリステンセンは、「長いプロセスを経て決断に至った。私のこれまでの経歴においてDTMで過ごした時間は素晴らしいものだった。多くの経験ができ、偉大な人々と共に働くことができた」
「他のドライバーと一台のマシンを共有し、最適なセットアップを見いだす。そしてトラックで勝利のために戦うということは、私にとって非常にシンプルなものであり、最も重要なことでもあった」
そのクリステンセンは、スポーツカーレースでの栄光に並ぶべく、最後のDTMで優秀の美を飾ろうと目論んでおり、未だ手にしていないタイトルをかけ今シーズンに臨む。