1日、スペインのカタルニア・サーキットで行われたF1合同テスト2日目は、ロータスのロメイン・グロージャンがトップタイムをマークした。
前日同様、ウエットスタートとなったテスト2日目だが、この日は時間の経過とともにコンディションが回復。セッション終了間際に再度雨に見舞われたものの、午後のセッションはほぼドライ路面での走行となった。
そのなか、トップタイムを記録したのはロータスのグロージャンだった。彼は午前中に一度マシンをストップさせたが、午後のセッションではソフトタイヤを履いて1分22秒716をマーク。ミディアムタイヤで2番手につけたマクラーレンのジェンソン・バトンを0.465秒引き離した。
ソフトタイヤで3番手タイムを記録したウイリアムズのパストール・マルドナドは燃料のランアウトテストでセッション終了を幾分早めてしまったが、異なるフロントウイングを試すなど空力テストに一定の評価を得ている。
セットアップ作業に取り組んだレッドブルのセバスチャン・ベッテルが4番手。ベッテルは前日のマーク・ウエーバー同様、強い風に苦しめられたほか、寒さの影響でタイヤを機能させることが非常に難しかったと振り返っている。
5番手はザウバーのニコ・ヒュルケンベルグで、6番手がフォース・インディアのエイドリアン・スーティル。7番手はトロロッソのダニエル・リカルドで、マルシャのマックス・チルトンとケータハムのギド・バン・デル・ガルデがそれに続いた。
メルセデスのニコ・ロズベルグとフェラーリのフェルナンド・アロンソは、いずれもドライコンデションでハードタイヤを装着。特に最下位のアロンソは、2度のレースシミュレーションに取り組んだため、平凡なタイムで一日を終えることとなった。