ケータハムのボスが、2014年は経験あるドライバーを起用したい考えであることを明らかにした。
チーム立ち上げの際には実力あるヤルノ・トゥルーリとヘイキ・コバライネンを走らせたケータハムだが、今年はルーキーのギド・バン・デル・ガルデと2年目のシャルル・ピックを選んだ。
だが、今年リザーブドライバーを務めたコバライネンが来年レースドライバーに復帰するといううわさがある。ピックよりはバン・デル・ガルデが残る可能性が高いとみられる一方、今年ザウバーで走ったエステバン・グティエレスが今週水曜にチームの本拠を訪れたことも分かっている。
ケータハムのチームプリンシパル、シリル・アビテブールは、来年は経験あるドライバーと若手ドライバーのペアを選びたいと語った。
「経験あるドライバーと若手の組み合わせが理にかなっていると思う」
「ケータハムは若手の才能あるドライバーたちの育成に取り組んでおり、その活動は継続していく」
「ただ、経験は重要だ。フィードバックや分析に関して全員が確信を持てるからね。(レギュレーションが大幅に変わる)来年の序盤は何が起こるか全く分からないからなおさらだ」
「もちろんデータはたっぷりあるが、処理すべき情報がたくさんあるため、適切な方向性を示してくれるドライバーがいれば、時間を節約できるし、非常に有益だ」
「私が避けたいのは、『悪いのはマシンでなくドライバーだ』という言い訳だ」
「能力があることが分かっているドライバーを雇いたい」
コバライネンは有力な候補だが、彼以外にも検討すべきドライバーは何人かいると、アビテブールは述べている。
「ヘイキは候補者のひとりだ。だがパドックにおいて大きな動きがあるだろう」
「経験あるドライバーたちは、我々のようなポジションにいるチームを最優先に考えてはいないことは分かっている。だが空きシートの数を超える、多数の経験あるドライバーが存在すると思う」
「(来年はダニール・)クビアトと(ケビン・)マグヌッセンがデビューする。引退するのは(マーク・)ウエーバーのみだ。だから何か動きがあるだろう」
「我々は才能あるドライバー、才能をすでに証明しているドライバーの起用を考えている。そしてF1の中にも外にも非常に能力の高いドライバーたちが存在する。だからたくさんの話し合いをしていくつもりだ」
「私としては、近いうちに結論を出せればと思っている」
現在正式に確定していないシートを持つのは、フォース・インディア(1)、ザウバー(2)、マルシャ(1)、ケータハム(2)となっている。