コンクエスト・レーシングのオーナーであるエリック・バシェラールが、2013年のIZODインディカー・シリーズにチームを復帰させ、フル参戦を目指していると米SPEED.comが伝えている。

 元インディ・ライツチャンピオンのバシェラールがオーナーを務めるコンクエスト・レーシングは、1997年からインディ・ライツに参戦。2002年にはインディカー、翌年にはチャンプカーに参戦しアメリカン・オープン・ホイールのレースを主戦場としてきたアメリカの老舗チームだ。

 今季は、コンクエスト・エンデュランスとしてニッサンエンジンを使用しアメリカン・ル・マン・シリーズに参戦。インディカーには参戦せず、インディ500でアンドレッティ・オートスポーツのマシンを走らせるのみに終わっていた。

 バシェラールはSPEED.comに対し、「我々は2013年のエンジン状況をすぐに理解したいね。インディカーに戻ることにとても興味が沸いているんだ。よいコンタクトもあったし、復帰に向けて動いているよ」と語っている。

 2012年に参戦予定だったマイケル・シャンク・レーシング・チームのようにコンクエストは、新シャシーのダラーラDW12を購入したが、エンジン供給の競争に敗れ、スポーツカー参戦へと方向転換していた。

 ALMSでは、LMP2クラスで1勝を挙げシリーズ2位で終えたコンクエスト。オーナーのバシェラールは、インディカーへも復帰をしたいと考えているようだ。

「今まで口外をしてこなかったし、波風を立たせたくなかったんだ。しかし、インディカー復帰に再び興味が沸いている。フル参戦で戻りたいね」

「今季インディカーで争わなかったことはとても奇妙だったし、非常に苛立ったよ。インディ500でアナ・ベアトリスをマイケル・アンドレッティのチームで一緒に参戦できたことはよかったね。けど、計画ではもっと多くのレースにでるつもりだったんだ」

「最終戦のフォンタナにも参戦するつもりだったが、エンジンを得ることができなかった。だから来年我々が来年得ることができるように強くプッシュしていくよ。インディカーを愛しているんだ」

「フォンタナに参戦できなかったが、すぐに来季の計画をはじめたよ。何人かのドライバーとも話したよ。すべてがうまくいけば、とてもいいシーズンになると確信しているよ」とバシェラール。

「ALMSはよいシーズンだった。我々はこれを維持し、混合プログラムを続けたいね。スポーツカー・レーシングを続けることを楽しみにしているよ。そしてインディカーも参戦することを加えたいね」と来季もALMS参戦は続ける方向のようだ。

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