ザウバーの首脳陣は、マレーシアGPでセルジオ・ペレスが2位表彰台を獲得したことで、チームは新たなスポンサー契約を取りやすくなるだろうと語った。
世界的な不況とF1参戦に必要なコストが依然として高いことで、F1チームの多くは財政面で苦しい状況にあり、ザウバーもスポンサー獲得に苦労している。
チームプリンシパルのペーター・ザウバーは、ペレスがマレーシアGPレース終盤に優勝に迫る2位を獲得したこと、また開幕戦では小林可夢偉とペレスがともに入賞して12点を稼いだことは、新たなスポンサー契約を結ぶための助けになるだろうと考えている。
「財政的な問題を抱えているチームは多い」とザウバー。
「それはF1では珍しくない状況だ。だが前回(オーストラリア)と今回のようにいい結果を出せば、新たなパートナーを見つけるのに役立つ」
CEOモニシャ・カルテンボーンも、ペレスの2位はチームを商業的な面で助けることになるだろうと認めている。
「もちろん助けになります。チームの能力に関する一番いい答えはコース上のパフォーマンスです。それがものを言うのです」とカルテンボーンはコメントしている。
「多くの人たちがこのパフォーマンスを見てくれて、それが私たちの後押しにつながることを期待しています。でも私たちは1戦1戦頑張っていかなければなりません」
「私たちは自信を持っています。私たちには能力があること、それがどのぐらいの能力であるかも承知しています。それでも実際に結果を出せず、ポイントを獲得していなければ、効果は十分に出ませんし、チーム内が混乱するかもしれません」
「自信と安定が必要です。こういった結果を出すことで自信を得られ、自分たちは正しい方向に作業を進めているのだと確信することができます。自分たちがしていること、そしてそれを信じているということを、世界に示すことができるのです」