スーパーGT300クラスでGSR初音ミクBMWを走らせるGSR & Studie with TeamUKYO。そのエントラント代表である株式会社スタディの鈴木康昭代表は、可能な限り現在のチーム体制を維持しながら、ドイツのニュルブルクリンク24時間レースに挑戦したい意志を明らかにし、CAMPFIREプロジェクト(http://camp-fire.jp/projects/view/740)をスタートさせた。
BMW専門のチューニングショップとして多くのファンをもつスタディは、2008年からスーパーGT300クラスに参戦。初音ミクをボディにあしらった“痛車”で多くのファンをもち、現在のチーム体制となった2011年にはBMW Z4 GT3を投入し悲願のGT300クラスチャンピオンを獲得した。
その後もZ4 GT3で谷口信輝/片岡龍也を擁し、GT300でトップクラスの人気と実力を誇るチームに成長したGSR & Studie with TeamUKYO。そんなチームを率いる鈴木“BOB”康昭代表は、BMWを手がけるスタディの代表として、“次なる目標”を掲げた。それは、ヨーロッパでも屈指のGT3チームが集い、いまや“草レース”と呼べない高いレベルとなっている、ニュルブルクリンク24時間レースへの挑戦、そして総合優勝だ。
世界屈指の難コース、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェを舞台に争われるニュル24時間は、いまや日本からも多くのエントラントが挑戦するが、日本からの参加で総合優勝を得たものはいない。アジア最大のシリーズであるスーパーGTを制し「その時から次なる目標、このニュルブルクリンク24時間レースでの総合優勝を夢見て参りました」と鈴木代表。
BMWカスタマー・レーシングのトップチームである、シューベルト・モータースポーツの協力を得ながら、「できる限り現在のチーム体制を維持したまま、王国であるドイツに乗り込みたい」と鈴木代表。その第一歩として、チームのドライバーのひとりである片岡龍也に、ニュルブルクリンク24時間出場資格を得させるためのCAMPFIREプロジェクトがスタートした。
まず、ニュル24時間に出場するためには、VLN(ニュルブルクリンク耐久シリーズ)に出場しなければ資格を得ることができない。そのための参戦資金を、クラウドファンディングであるCAMPFIREで募る……という訳だ。
熱い活動で多くのファンを惹きつけるスタディだが、次なる挑戦となるニュル24時間総合優勝という目標は、かなり高い壁だ。「チーム郷さんがル・マン24時間レースで優勝された姿を見てから、次に続くのはニュルで我々だろうとイメージしまくっております」と鈴木代表。その夢をともに追いかける協力者を、募集中だ。詳細はCAMPFIREページ(http://camp-fire.jp/projects/view/740)まで。