ブランパン耐久シリーズ第4戦スパ24時間は25日〜26日、24時間の決勝レースが行われ、BMWスポーツトロフィー・チーム・マルクVDSのニック・キャッツバーグ/マーカス・パルタラ/ルーカス・ルーア組46号車BMW Z4 GT3が優勝。BMWにとっては1998年以来のスパ24時間総合優勝となった。

 57台が参加した今年のスパ24時間だったが、長時間にわたって激しい降雨に見舞われる厳しい展開に。最終的に完走したのは32台だった。

 予選7番手からスタートした46号車は、序盤にウエット路面でのタイヤ選択を誤ったほか、黄旗区間での違反に対するペナルティを受けて遅れを喫する。ただ、その後追い上げを見せ、僚友の45号車BMWがミッション系のトラブルによりリタイアを喫したことにより開始から19時間というところで首位を奪取。ピットストップのタイミングもあり2番手の2号車アウディR8 LMSを引き離すと、最後は1周の差をつけて優勝を飾った。

 2号車アウディはブレーキディスクやブレーキパッドを交換せずにレースを走りきったものの、46号車には届かず2位に。ベルジャン・アウディクラブ・チームWRTのスパ2連覇はならなかった。3位には、フェニックス・レーシングの5号車アウディR8 LMSが入っている。

 4位には、プロ-アマクラスを戦うAFコルセの47号車フェラーリ458イタリアが入りクラス優勝を果たしているほか、5位にはマルセル・ファスラー/アンドレ・ロッテラー/マイク・ロッケンフェラーという強力な体制で臨んだフェニックスの6号車アウディが入っている。

 一方、昨年のスパを制したWRTの1号車アウディは、レース序盤4分の1というところでクラッシュ。修復のため6ラップを失うも、一時は8番手まで順位を挙げる。ただ、終盤にギヤボックストラブルに見舞われ、リザルトは21位となった。

 千代勝正もドライブするニッサンGTアカデミー・チームRJNの23号車ニッサンGT-RニスモGT3は、序盤に接触があり修復のため20分を失ったものの、その後着実に順位を上げていく展開に。残り5時間というところで電気系のトラブルが発生しコース上にストップするも、ウォルフガング・ライプの懸命の作業でコースへと復帰し、修復を経てレースを続行。最後は総合15位でレースを終えている。

本日のレースクイーン

荏崎ろあえざきろあ
2025年 / オートサロン
SenseBrand
  • auto sport ch by autosport web

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    もっと見る
  • auto sport

    auto sport 2025年4月号 No.1606

    [検証]F1史上最大の番狂わせ
    ハミルトン×フェラーリ
    成功の確率

    詳細を見る