フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグは、2016年はプレシーズンテストの日数が減らされたが、これが序盤戦は同チームにとって有利に働くかもしれないと考えている。
2015年、フォース・インディアはVJM08のテストデビューを遅らせたことでシーズン前半は苦戦した。しかしイギリスGPでのBスペック導入に伴いパフォーマンスが向上、ベルギー以降は全戦で入賞、セルジオ・ペレスはロシアでは3位表彰台を獲得した。フォース・インディアは最終的に136点を獲得、メルセデス、フェラーリ、ウイリアムズ、レッドブルに次ぐランキング5位に浮上した。これはチーム史上ベストリザルトに当たる。
2015年のプレシーズンには4日間の合同テストが3回行われたが、今年は4日間のテスト2回、合計8日に減らされた。
しかし、好調のうちに2015年シーズンを終えたフォース・インディアにとって準備期間の短さが有利に働くかもしれないと、ヒュルケンベルグは前向きに考えている。
「テストが少ない場合、(2015年の)勢いを保って他よりきちんと準備ができれば最初の数戦はいい結果をつかめるチャンスが高まるだろう」とヒュルケンベルグはF1公式サイトのインタビューにおいて語った。
「どのチームも8日間しか与えられていない。これだけの時間で作業しなければならないんだ」
「他のチームが何をしているのか、開幕戦で自分たちがどのあたりのポジションに来るのか、予測するのは難しい。でもチームの開発作業を見ている限り、僕らはいい結果を狙えると思う。2015年よりもいい結果をね」
テストは2月22日から25日と3月1日から4日、どちらもスペイン バルセロナで行われる。