F3ユーロシリーズを経てこの3年DTMで活躍しているポール・ディ・レスタが、フォース・インディアと2010年のテスト&リザーブドライバー契約を結ぶため、現在交渉中だと認めた。話し合いは順調に進んでおり、あと一歩のところまできていると彼は述べている。
ディ・レスタは12月の若手ドライバーテストにフォース・インディアから参加、3日間でそれぞれ2位、4位、2位と好タイムをマークした。2009年に大きな躍進を遂げたフォース・インディアは、今季レースドライバーとしてエイドリアン・スーティルとビタントニオ・リウッツィの起用をすでに決めているが、テスト&リザーブドライバーのシートはまだ空いており、ディ・レスタはそれを狙っている。
「F1へのステップはどんな形であれ、ステップアップだと思っている」とディ・レスタは英クラッシュネット・ラジオに対して語った。
「今は難しい時代だ。もっと上を目指すために、まずはF1の世界に入らなければならない。僕はそれを目標としている」
「僕らは、2010年の僕のプログラムについて、フォース・インディアと交渉しようとしているところだ。現段階ではまだ何も決まっていない。どうなるのか今はまだなんとも言えないが、物事は前進しており、あと一歩のところまできている」
ディ・レスタは今年DTMの活動を継続するのかどうか明言はしなかったものの、まだ果たしていないタイトル獲得という目標を達成したいと述べている。
一方、同じくDTMで走るゲイリー・パフェットは、2010年もマクラーレンチームのテストドライバーを務めると認めている。