27日、パナソニック・トヨタ・レーシングは、今週末のF1最終戦アブダビGPに、前戦ブラジルGPに引き続き小林可夢偉が出場することを発表した。
ティモ・グロックが日本GP予選のアクシデントで左足に切り傷を負った上、後に脊椎が損傷していることが判明したため、ブラジルGPへの参加を見合わせることになり、可夢偉が代役を務めた。ブラジルでグランプリレースへのデビューを飾った可夢偉は、予選では11位、決勝でも堂々とした走りで9位フィニッシュという、今後に期待を感じさせるパフォーマンスを見せつけていた。
リリースにおいて、TMG社長ジョン・ハウエットは、「ティモおよびマネージメントと診断結果について話し合った結果、チームはリスクを冒さず、可夢偉を走らせることに決めた」と説明している。
グロックは、トヨタでの2年目の今年、マレーシアとシンガポールで表彰台に上り、24ポイントを挙げている。残留に向けた話をしているとは言われているものの、まだ来季のシートは決定していない。